2015年3月7日土曜日

横浜銀行決算からのれん消滅? 負ののれん発生

のれん消滅し 代わりに負ののれんという。

のれんとは?
のれん (goodwill)とは、
企業の買収・合併時の、「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価額」との差額のことである。

買収価額と被取得企業の純資産は(時価で再評価しても)通常一致しない。そして、多くの場合

    買収価額>被取得企業の純資産

となる。

会社法適用以前には、連結決算では連結調整勘定として、単体決算では「営業権」ないし合併差益として表示され計上されていた。(いずれも制度上廃止。合併差益と全く異なる会計処理となる)

買収価額が被取得企業の純資産を上回る場合

企業の無形資産の一種となる。のれんという無形固定資産科目として
B/S(連結貸借対照表もしくは貸借対照表)に計上される。

のれんの会計処理方法としては、その効果の及ぶ期間にわたり「規則的な償却を行う」方法と、「規則的な償却を行わず、のれんの価値が損なわれた時に減損処理を行う」方法が考えられる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AE%E3%82%8C%E3%82%93_(%E4%BC%9A%E8%A8%88)




買収価額が被取得企業の純資産を下回る場合

この場合、のれんを特に「負ののれん」と呼ぶ
負ののれんはB/Sにのせず、全額を当期の特別利益としてP/L(連結損益計算書もしくは損益計算書)に計上する。


横浜銀行の決算資料で

平成19年半期報告書に表示方法の変更がある
(中間連結キャッシュ・フロー計算書関係) (1) 「連結調整勘定償却額」は「のれん償却額」に含めて表示して おります。 )

平成19年決算
連結貸借対照表
 のれん相当額 587百万円を計上

連結キャッシュ・フロー計算書
 のれん償却額 234百万円を計上

のれん及び負ののれ んの償却に関する事項
  のれんの償却については、5年間の定額法により償 却を行っております。
表示方法の変更
(連結貸借対照表関係)
 (5) 資産の部に独立掲記していた「連結調整勘定」は、「無形固定資 産」の「のれん」として表示しております。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
 (1) 「連結調整勘定償却額」は「のれん償却額」に含めて表示してお ります。


のれん相当額推移      キャッシュフロー推移 百万円
平成19年(2007年) 587        234
平成20年(2008年) 399        226
平成21年(2009年) 2457       535 バンクカードサービス子会社化???の影響?
平成22年(2010年) 1807       648 
平成23年(2011年) 1281       526
平成24年(2012年) 755        526 前年と同額????
平成25年(2013年) 917        612 増えているがちょと不明。。 TT証券あたり?
平成26年(2014年) 751        413 償却しているが増えている

平成27年【2015年)3月期決算の四半期報告 2016年12月31日
負ののれん発生益 520 百万

 通期の連結業績予想については、グループ会社の資本構成見直しに伴い、特別利益(負ののれん発生益)を約90 億円計上する

751から413償却し 900負ののれんで 差し引き 520 ということかな


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