仮想データ統合ツール「DynaTrek」を導入
http://www.dynatrek.co.jp/wp/wp-content/uploads/2013/05/0513release_dynatrek.pdf
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本システムの構築は 2013 年 1 月に着手し同年 4 月に構築が完了、5 月より本部ならびに全ての本支店・出張所(計 204 拠点)にて本格運用を開始しています。
本年 4 月から 2016 年 3 月までを計画期間とする同行の中期経営計画においては、「個人のお客さまとの接点拡大と取引の深 化」を基本戦略の1つとして掲げ、このために、本部と支店がそれぞれ担当する顧客を見直し、顧客に対して本 部と支店の双方からより綿密なコミュニケーションを行う、としています。
この基本戦略を達成するため、横浜銀行では、リテール向けの営業における主要な KPI の一つとして「顧客メ イン先数」(同行を主要取引先として選んだ顧客数)を設定しました。
そのうえで、各行員の営業活動をこの指標 を通して推進していくために「顧客メイン化管理システム」(以下「同システム」)を DynaTrek で構築しました。
同シ ステムは本部・支店における営業行員ならびにマネジメント層が利用し、自分たちが担当する顧客への最新の 営業状況を、指標に基づき自ら直感的なグラフなどで分析し、現状の把握や営業プロセスの改善に役立てるこ とが可能となります。
同システムは、横浜銀行の経営環境の変化に対応して拡張や変更を自在に行うことが可能であり、最新の経 営や営業情報を分析・共有する仕組みとして、同行では今後も継続して開発を行っていく予定です。
尚、DynaTrek を同システムの構築に採用したことによる利点は、下記の通りです。
1. スピード開発の実現 - 要件定義からテストまで 3 か月の期間で構築が完了
DynaTrek が提供する「仮想データベース」機能により、「業務要件を詰めながらデータベースや画面の開発を行う」ことが可能です。このため、従前の開発フローにとらわれない柔軟な開発手法を採用できたことで、3 ヶ月間に 35 種類の検索テンプレートを構築することができました。
2. 情報系の主要機能である「分析」と「共有」を単一のシステムで実現
本部ユーザが利用する「分析」のみを目的とした情報系システムは従来より用いられていますが、単一のシステムで、情報の「分析」とその結果を全支店で「共有」する仕組みを実現することは困難でした。DynaTrek は「分析」と「共有」を、単一のシステムで実現することが可能なため、3 ヶ月で全支店において計数情報を共有するシステムを構築することができました。
3. 国内自社拠点で製品開発を行っていることによる高品質なベンダサポート
DynaTrek は、全ての開発工程を国内の自社事業所内で行う日本発のソフトウェアで、製品のカスタマイズも含めたソリューションの提供に柔軟に対応することが可能です。また当社は金融機関向けのコンサルティングの専任チームを擁していることから、横浜銀行の独自のニーズに沿ったシステムを迅速に提供することができました。
<今後について>
DynaTrek の仮想データ統合機能により、ユーザは、それまでの枠にとらわれない新たな視点での分析を容易かつ迅速に行うことが可能となるとともに、ユーザ範囲、提供するデータの種類も柔軟に拡張できます。
環境の変化における不確実性が増大しつつある現在、当社では、ユーザが置かれた状況毎に必要とされる情報を分析し、機動力を持つ的確な経営判断を行っていくための情報基盤をお客様に対して提供していきます。
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