株式会社インテック2013 年 1 月から同行の次期リテール顧客向けCRMシステムをプライベートクラウド型サービスにて提供を開始し
ました。
http://www.intec.co.jp/news/pdf/20130201_1.pdf
プライベートクラウド型サービスでCRMシステム導入するのは、国内の地方銀行にお
いて横浜銀行が初めてとなります。
横浜銀行は、自行の営業戦略を支える中核システムとして、地方銀行業界で多数の導入実績を
持つインテックの「F3
(エフキューブ)」CRMシステムを導入し活用してきました。
同行では、
リテール先に対するサービス向上や営業強化ならびにコスト削減が課題となっており、システム
更改に合わせて、これまでのパッケージベースのシステム導入方式を見直し、次期リテール顧客
向けCRMシステムとしてインテックが提供するプライベートクラウド型サービスを利用するこ
ととなりました。
次期リテール顧客向けCRMシステムでは投資型商品販売支援機能を強化し、窓口や渉外にお
けるオーダーメイド型の顧客対応力強化や販売事務の効率化、およびリスク管理の厳正化を図り
ます。また、横浜銀行が取り入れている経営手法EBM(Event Based Marketing)にも利用され
ます。
1.「プライベートクラウドサービス」採用のポイント
横浜銀行が次期リテール顧客向けCRMシステムに「プライベートクラウドサービス」を
採用したポイントは以下のとおりです。
①機能向上されたシステムを早く利用できること
②業務の効率化が図れること
③システム稼働環境の適正化が図れること
④コストを削減できること
2.インテックが提供するプライベートクラウド型CRMシステムの特長
①リテール先に対する営業強化
従前のCRMシステムに、さまざまなライフイベントに対する情報提供などの業務を支
援する機能を追加し、窓口業務や外部訪問時におけるコンサルティングセールスを支援し
ます。また、投資信託の申込書印刷機能を追加し、預かり資産業務の効率化を図ります。
②プライベートクラウドサービスとしての提供
個別でシステムを構築する場合に比べ、システムの新規・更改導入や機能追加・改修等に
関する開発コストとシステム基盤構築、運用・保守等に係る運用ランニングコストが削減で
きます。
3.地方銀行業界の課題とプライベートクラウドサービスの利点
地方銀行業界は、勘定系システムの更改が一巡し、今度は多くの地方銀行で情報系システ
ムの見直しが進められています。
しかしながら、情報系システムの根幹をなすCRMシステ
ムや営業支援システムの導入は、大規模でかつユーザー数も多いことから大型の投資が必要
であり、OHR(Over Head Ratio) など地方銀行の収益性の観点からも大きな経営課題
となっています。
プライベートクラウドは、自行の資産としてシステムを保有する形態とは異なり、「実際
にCRMシステムを利用するユーザー数」に応じて、月額の利用料を支払い「サービス」を
利用するものです。自行でハードウェア、ソフトウェア、パッケージを購入し、システムを
個別に構築・運用する方式から、完成済みのシステムを「サービス」として利用することで、
資産を持たず、導入・運用コストを大幅に削減することができます。
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